油塗布機・塗布装置・塗油装置のベストプロダクトカンパニー / ルブテック株式会社

静電塗油装置の原理について

■静電塗油は静電気の帯電が同電極であれば互いに反発し、異電極であれば互いに引き合うという物理的法則に基づいています。
■アースされたターゲットの吹付け面には、ノズルブレードアセンブリーが存在します。油は定量ポンプでノズルへ供給され低電流DC高圧電源により、ノズル内部で直接帯電します。
■油はノズル先端で薄い塗膜を形成し、静電荷により帯電粒子を形成し各々の粒子は同電極の電荷を持つためにお互いに反発し、その結果ノズル先端から飛び出します。
■飛び出した油粒子は強い電界の影響を受けて、帯電した更に小さい微粒子に分解し、これらがお互いに反発することで最終的に霧化します。ノズル内部で印加される高い静電エネルギーは飛び出した油粒子の粒径を安定させ、均一なスプレーパターンを形成します。
■同時に帯電した各微粒子は異電極のアースされたターゲットに引合い、吸着し電荷を失います。

技術紹介

静電装置の特長

1.高い塗油精度の実現

1)高精度ギヤポンプの採用
■圧力・粘度・温度の影響を受けない安定した流量
■安定した繰り返し能力
■無脈動の吐出
■精密構造設計(精密ギヤ歯使用)

技術紹介

2)オーバースプレーの回避
■スプレー幅(50mmピッチ)の制御が可能
■センター基準のストリップに対し、エッジ部でのオーバースプレーを回避可能

技術紹介
全幅スプレー状態
技術紹介
部分幅スプレー状態

2.塗油の均一性を確保


1)ノズル先端での表面張力の保持(メニスカスの作成)
               ↓
絶縁樹脂ノズルによる先端の段差を考慮し設計

ノズルブレード3ポケット(150mm)を例示

2)印加スプレー後のスプレー粒子を更に微粒子化する

塗着したスプレー粒子状態

3.ロス油の低減を実現

当社システムはノズルブレード方式でありながら、独自の方式によりストリップ幅に対し、スプレー幅の制御が可能


4.安全性

1.金属ノズルではなく、樹脂ノズル採用で絶縁性を強化
2.絶縁性強化により、印加電流値は10-80μAと低く安全
3.感電に関する規格(IEC)も最低レベルを維持(AC-1)


絶縁樹脂

高電圧電源ユニット

装置の構成

1.本体
2.高電圧電源
3.ポンプ・タンクユニット
4.制御盤
5.操作盤

技術紹介
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